シニアがスマホを快適に活用するための手引きの基本編として、スマホの画面の整理についてご説明します。
買ってきたスマホは、画面が賑やかです。しかし、実際に使うのはそのうちのごく僅かです。他は訳の分からない、要らないアプリではないでしょうか?
使わないアプリで画面が乱雑だと、なにかやりたいことがあったときに、使いたいアプリがすぐに探せません。これでは、スマホを使いにくいです。
必要ないアプリは断捨離しましょう。その方法をご説明します。
ここで、インストールという言葉を覚えてください。スマホにあるアプリを入れることを、インストールといいます。逆に、スマホからあるアプリを削除することをアンインストールといいます。
スマホから、使わないアプリをアンインストール、つまり削除するには、近親者にやってもらうことが一つの方法です。
近親者がいない場合、あるいは多少スマホに慣れているならば、自分でやる方法に慣れましょう。その時に必要なこととして、タップとドラッグ&ドロップの操作を覚えてください。タップは、スマホを使うときいつもやっている操作で、ある対象を上から軽くたたくことです。ドラッグ&ドロップは、対象に指で触れて引きずって動かし、新しい場所で指を離す、操作です。
自分でアプリをアンインストール、つまり削除するために、最初アプリの絵を長押しします。アンドロイドスマホでしたら、メニューが出てきてそこにある「アンインストール」をタップします。iPhoneでしたら、アプリの絵がすべてブルブルと震えて、小さなバッテンが出てきます。そのバッテンをタップします。いずれも、確認に対して反応します。
スマホのメーカーがあらかじめ仕込んだアプリの場合、長押してもアンインストール、つまり削除できない場合があります。その場合、アプリの絵を目立たないようにしまい込んでしまいましょう。使わないアプリを二つ見つけます。片方をドラッグ&ドロップで、別のアプリの絵の上にかぶせます。すると、これら二つのアプリの絵をしまい込む入れ物ができます。使わないアプリが3個以上ある場合は、他のアプリもその入れ物の上へドラッグ&ドロップします。
逆に、スマホでやりたいことがあって、そのアプリをスマホにインストール、つまり追加する方法を ご説明します。
まずスマホにインストールするアプリを選びます。無料か購入額が小さいものを選ぶと思います。また、使ってみないとわからないのですが、広告や通知が控えめで、やりたいことがすぐに探せる簡素なアプリを選んでください。
ここに、シニアにとっても比較的使いやすい、簡素なアプリを掲載し、随時更新しています。
どのアプリを入れるか、使ってみないとわからない面があるので、おすすめの方法は、近親者に頼み、アプリを選んでもらい、インストールまでやってもらうことです。
使いたいアプリが明確か、多少スマホに慣れた方であれば、ご自分で入れてみるのもいいかもしれません。標準的なやり方では、アンドロイドスマホならばPlayストア、iPhoneならばAppストアというアプリで、所望のアプリを探し、インストール、つまり追加します。しかし、戸惑うことがあれば、無理はやめましょう。
また、グーグルアシスタントやSiriといった音声アシスタントを使う方法があります。ホームボタンの長押しなどで音声アシスタントを起動します。そして、“これこれのアプリをインストールしたい”などと話しかけます。もしも、わかりやすい反応が返ってきたとしたら、指示に従ってください。
ネット上のあるページを見たいだけの場合も多いです。そのページをすぐに開けるようにするやり方をご説明します。
それには、お気に入りに登録するか、「ホーム画面に置く」か、です。どちらも、標準的なやり方は、スマホのブラウザを使いこなしていないと、シニアには難しいです。
そこで、これもやはり近親者にやってもらってください。
あるいは、Playストアから「らくだな」アプリをインストールすれば、チラシやポスターなどに載っているホームページのQRコードから、しゃべりとタップだけで、スマホの画面にページを置くことができます。
以上をまとめます。スマホはいらないアプリを断捨離し、使いたいアプリやネット上のページを画面に置いて、使いやすくして活用しましょう。